安藤 隆一郎 / Ryuichiro Ando


 

 

 

 

『竜宮城』

 

 子供のころに良く読んだ「浦島太郎」に出てくる竜宮城。そこは沢山の色鮮やかな生き物が集まる楽園。子供のころに夢見た竜宮城がどこかにあるとすれば、こんな綺麗な海にあったのではないだろうか?年月をかけて珊瑚が育ち、いつの日か子供のころに想像した竜宮城のようになることを願っています。

 今年は嘉鉄小学校の子供たちが作ったカメも竜宮城に向かって泳いでいきます。

 

 

 

伊藤 彩 / Aya Ito


 

 

 

 

 

 

かかし(案山子)は本来、田畑などに設置して鳥などの害獣を追い払うための人形です。もし海の中にかかしがいるとどうなるのだろう?と興味が沸きました。海の流れに身をまかせ、手や頭がゆらゆら揺れるかかしに、海の生き物は、はじめビックリするかもしれません。やがて藻まみれになって、珊瑚が成長した時、かかしはきっと海の生き物と、楽しく幸せに暮らしているでしょう。

 

 

 

 

 

岩本 好弘 / Yoshihiro Iwamoto


 

 

 

 

『WAになっておどろう』

 

海に潜って楽しい事は、様々な生物に出会う事以外にもある。それは水中で吐いた息がアブクとなって水面へ駆け上がる姿もそうだ。クラゲのような形だったり、環状になったりする。あるいは水面にシルエットとなって光る人影と波。そんな楽しい一瞬の痕跡を形に残そうと思う。

 

 

 

 

 

梅原 育子 / Ikuko Umehara


 

 

 

 

海タネ

 

ぷくぷく。ぶくぶく。
あぶくになって。大きくなって。
生まれて消えて繰り返し。
そんなはじまりのはじまり。

 

 

 

 

 

國松万琴+京都府立城南菱創高校美術部員 /

Makoto Kunimatu+Kyoto Prefectural JonanRyoso High School


 

 

 

 

『UOSHIRO』

 

4種類の大きさのキューブを積み木のように並べたり積み重ねた「魚のお城」。作品名は「UO」と「OSHIRO」の造語です。陶土を手びねりで積み上げ、ボルトナットで連結できるように共通の間隔で穴が開いています。小さなキューブは珊瑚移植用。色は海に映える黄、青、そして白には絵を描きました。キューブには土でできた「焼き魚」を吊るして魚を誘います。早く魚たちが珊瑚のお城に住むようにと、願いを込めた共同作品です。

 

 

 

 

 

竹内 俊子 / Toshiko Takeuchi


 

 

 

『森からのメール』

 

地球全体で自然は循環している、山の木々、川の流れ、雨、風、季節の自然現象、そして人の営み、「共存」カンタンであり難しいことでもある、素晴らしい日本、地球、その自然を壊さずにⅠ年後10年後100年後千年後も地球に住み続けるレシピを海に教えてもらい共存しなければならない。

 

 

 

 

 

田島 史朗 / Shirow Tajima


 

 

 

 

結晶
‐かくたるものから‐

 

珊瑚は動物であり触手を伸ばしプランクトンを捕食するが、さらに光合成を行う褐虫藻と同居し栄養を頂き、
また骨格形成も褐虫藻による光合成により促進されるらしい。
そんなイメージからうまれました。

 

 

 

 

 

前田 博子 / Hiroko Maeda


 

 

 

『ヒトマワリ』

 

おおきくなりたい
けれど すこしずつでいい
周りの環境に影響されながら
汚れたり、染められたり、、、

少しずつ変わってゆく中で
誰かの居場所になれれば

それでいい

 

 

 

 

 

又吉 賢昌 / Kensho Matayoshi


 

 

 

『未来の玉手箱 PARTⅡ』(珊瑚移植プロジェクト)

 

ハリセンボンをかたどった金属製のオブジェを海中に浮かべ、そのハリの先にサンゴを移植します。
金属はサンゴの成長を早め、何からも束縛されずに育ったサンゴは球状になるでしょうか?
サンゴがどんどんと姿を消している今、この作品を通してサンゴの新たな美しさを発見し、
未来への手掛かりとなることを願います。